ポイント

業務用エコキュート導入により、給湯のランニングコストを大幅に削減。

施設の様子

エコキュートの導入により大幅にランニングコストを削減。省エネ、省CO2で「エコフレンドリーリゾート」をアピール。

景勝地として知られる読谷村、残波岬に程近い「ホテル日航アリビラ」。青い海に映えるスパニッシュコロニアル風の赤瓦屋根と白壁が美しいコースタルリゾートは、エコフレンドリーリゾートとして環境保護活動にも取り組んでいます。世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の人気ホテルファミリー部門国内第1位にもランクイン。2014年6月には開業20周年を迎え、記念イベントとしてスタッフによるダンシングパフォーマンスなど様々な取り組みを実施しています。

同ホテルでは、これまで給湯用温水の昇温には、主に自家発電機の排熱回収を用いており、重油焚き温水ボイラーを追い焚き用として運用。しかし、昨今の重油価格の高騰により、自家発電機の稼働を常用運転からピークカット運転へ変更せざるを得ない状況となり、排熱利用が出来なくなることが懸念事項でした。そこで新たな給湯システムの導入を検討し、白羽の矢が立ったのが、省エネ性に優れている業務用エコキュートでした。割安な深夜電力を利用する業務用エコキュート4台の稼働によって省エネ効果も高まり、大幅なコスト削減に成功。既存の温水ボイラーはバックアップ用として残し、業務用エコキュートとのハイブリッド運用とすることで、冬場の給湯ピーク時でも湯温低下などの心配もなく、高効率で安定的な給湯システムが実現しました。

お客さまの声
総務部 施設管理課長 亀谷 正則さま

総務部 施設管理課長

亀谷 正則さま

(平成24年当時)

これまでの自家発電機の排熱利用に代わる給湯システムを検討するに当たり、最も重要視したのは「コスト」でした。最終的に導入を決定した業務用エコキュートでは、大幅なランニングコストの低減と同時に、県からの「観光施設等の総合的エコ化促進事業補助金」(補助対象経費の1/3を補助)を活用したことにより、イニシャルコストの低減も実現することができました。各種コストの低減により、初期投資は約3年で回収できる見込みで、当初の想定を上回る結果となったことに非常に満足しています。

また、今回の業務用エコキュート導入は、CO2排出削減を目的とした「国内クレジット制度排出削減事業」としても承認されました。当ホテルは、2010年に空調設備を吸収式冷凍機から高効率ターボ冷凍機に変更した際にも承認されており、今回で2度目となります。省エネ、省CO2につながる業務用エコキュートの導入により、当ホテルが目指している「エコフレンドリーリゾート」をアピールできたことも嬉しいですね。

主な導入機器

エコキュートとボイラーのハイブリッド給湯システムにより省エネ、省コストを実現。

自家発電機の停止に伴い、業務用エコキュート4台と9m3の貯湯槽2基を導入。エコキュートをベースに、既存の温水ボイラーをバックアップとするハイブリッド給湯システムを導入することにより、大幅な省エネ、省コストが図れました。また、設立当時と比べてターボ冷凍機やエコキュートなどの電気設備が増えているにも関わらず、電気使用量は減少しており、各種省エネ活動の展開による効果が表れた結果となっています。

主な導入機器

従来、ホテルの給湯用温水の昇温には主に自家発電機の排熱回収を用いており、重油焚き温水ボイラーを追い焚き用として運用していました。今回、自家発電機の運用を停止することになり、それに伴って排熱の利用が停止するため、温水ボイラーの稼働が増え、重油の消費量も大幅に増えることが想定されました。その打開策として、業務用エコキュートを新設し、課題だった温水ボイラーの重油消費量を大幅に抑制することができました。設置後1年間の稼働で、約142,000Lの重油消費が抑えられ、エコキュートの稼働分を加えても、年間2,572GJの一次エネルギー消費量の削減に成功しました。

一次エネルギー消費量削減効果
お客さまプロフィール
ホテル日航アリビラ

ホテル日航アリビラ

-ヨミタンリゾート沖縄-

〒904-0393 沖縄県中頭郡読谷村字儀間600

TEL:098-982-9111

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